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投稿時間:01/03/26(Mon) 21:21
投稿者名:黒猫
Eメール:kei@kdent.net
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タイトル:Re: ありがとう御座います。

>  1つ1つ丁寧にご回答いただき、本当にどうもありがとう御座いました。
> お礼が遅くなってすいません。

いいえ、どういたしまして

>  もう1つまだどうしても気になるんですけど、着色を取ってもらった前歯の表面に、縦の線が何本か入っていて着色を取りに行く前はやはり入っていなかったと思うのですが、電動の先の細い器具で表面の着色を取っていたので、この時にひびや傷が入っってしまったということは考えられないでしょうか?

歯冠の部分に入った線は「クラック」というものです。
このクラック自体は、歯の機能には全くと言ってよいほど影響しません。
「電動の先の細い器具」というのは、おそらくスケーラーだと思われますが
スケーラーで歯にクラックを入れてしまう、と言うことは殆んど考えられません。
おそらく着色がなくなりクラックが目立つようになったんだと思います。

> この先の細い器具で歯の表面をこするというのがどうしても心配になるところなのですが。

この点は心配されることは、無いと思います。

>  以前、爪楊枝でためしに歯の表面の茶色くなっているところをこすってみたら少し取れたので、もし傷つかないのであれば市販の先の細い器具で歯の表面を自分でゴシゴシこすって落としても問題ないですか?これも歯が傷つきませんか?もし傷ついてもまた「さいせっか?」とかしますか?

どのような器具を使っても、汚れが取れると言うことは「研磨」していることになります。
研磨の「研」の字は「研ぐ=とぐ」です。お米を研ぐことを考えて下さい。
お米の粒と粒をこすり合わせて、表面を一層剥ぎ取るのです。
また、台所のクレンザーを想像して下さい。シンクの掃除にクレンザーを使うと
汚れは良く落ちますが、ものすごく細かい傷が付きます。
これが「研磨」という行為です。
歯磨き粉を使って歯を磨くことも、ワックスで車を磨くのも同じ行為です。
広い意味では「傷つける」ことかもしれませんが、それよりきれいになる効果の
方が大きいので、傷とは思わないでいいと思います。
「さいせっか」は「再石灰化」(さいせっかいか)のことですね?
歯の表面では、脱灰(だっかい)と再石灰化が常に行われています。
脱灰とは、虫歯菌が出す酸によって、歯の表面が溶けることで、再石灰化は
その溶けたところが再び固まるということです。
この再石灰化を促すのが「ハイドロキシアパタイト」と言うものです。
この薬品の入った歯磨き粉が多数発売されていますが、使えば必ず再石灰化が
活発に起こると言うものではありません。
また、その再石灰化も目には見えないレベル、見えたとしても歯の表面の白濁
した部分がなくなる程度のもので、目にみえる虫歯や傷がなおるというほどの
物では有りません。

>  ちなみに歯の表面についた傷というかひびというか線みたいなものは元に戻りますか?
 
クラックは元には戻りません。

>  しつこくてすいません。よろしくお願いします。
 
ご心配はわかりますが、クラックはヒビや傷だとは思わず、個人差による
ご自分の歯の模様くらいに考えて良いと思います。
傷を恐れて、歯磨きや定期的な歯石除去を怠っては、傷どころではない弊害が出てきます。
また、歯の清掃は方法を誤ったり、やりすぎもよくありません。
歯ブラシや歯間ブラシ、デンタルフロス、以外の器具を自己流で使われるのも危険です。
正しい清掃方法を歯科医院で教えてもらって下さい。


- 以下は関連一覧ツリーです -
- 歯の表面の着色について - なはなは 01/03/20(Tue) 21:10 No.169

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