[リストへもどる]
一 括 講 読

投稿時間:01/03/20(Tue) 21:10
投稿者名:なはなは
Eメール:yellowhi@mail1.dnet.gr.jp
URL :
タイトル:歯の表面の着色について
 前歯表面がよく着色し歯医者さんに行くといつもタバコを吸うか聞かれるのですが全くなく、お茶をよく飲むのでそのせいだろうと言う事で、ブラッシングをよくするという事で終わるのですが、エナメル質がはげて象牙質?がでてきてしまっているってことはないのでしょうか?
 熱心にブラッシングはしてるつもりですが、1ヶ月もたつと着色してしまうので、2ヶ月ぐらい我慢してそのころには歯茎周辺にも少しは歯石が着くので、歯医者に行っていっしょに表面の着色も取って貰うようにしてるのですが頻繁に歯石を取りすぎでしょうか?(歯茎周辺の歯石を取ると血も出るので歯茎が傷ついてるようで頻繁にやるとあまりよくないのではと思ってしまう)
 この前歯石取ったばかりなのですが、普通歯と歯茎の間の歯石を取るときは先の細い電動の器具で取ると思うのですが、そこでは、薬局にでも売っていそうな銀色の先の細いもので手動でゴリゴリ取っていたのですが、大丈夫なんでしょうか?これなら自分でも取れそうなのですが。若い助手のような女性はこの方が丁寧に取れるのでと言っていはましたが心配です。
 で、前歯の表面の着色を取るときはたいがいピンクの磨き粉のようなものをつけ、毛のようなもののついた電動の器具で磨くと思うのですが、そこでは、先の細い電動の器具でこすっていたのですが(前歯の裏側なら理解できる)傷つかないのでしょうか?その後毛のついた電動の器具で磨いていて着色は取れてましたが、終わった後いつもはツルツルするのに若干ザラザラした感じで表面を傷つけられたのではと心配です。超音波なので大丈夫とは言っていたのですが本当ですか?
 そもそも市販の歯磨き粉は研磨剤が入っているのであまりゴシゴシ磨くとよくないと聞いたのですが、歯医者に行くとかなりゴシゴシ表面を磨かれてなおさら歯の表面が磨り減ってしまう気がするのですが。ピンクの磨き粉には研磨剤は入っていないのですか?
 歯医者に行くたびに表面を磨いてもらっているので、そのたびにますます前歯が薄っぺらくなっていくようで心配でしょうがないのですが、大丈夫でしょうか? 
 以前、ある歯医者ですぐ前歯表面が着色する事を言うと、磨き粉のようなもので磨いてもいましたし、何か薬をつけて電気のようなものをピッピッと音が出るまであてていたのですがこれはいったいなんだったのでしょう?今更ながら気になってしょうがないのですが。漂白?でしょうか?
 着色について私個人としては、以前アパガード(「芸能人は歯が命」のキャッチフレーズで宣伝してた)を最低1年ぐらい使用し、前歯表面(多少デコボコしていた)を「さいせっか」すると言う事で、熱心に磨いていたのですが、そのせいで着色するようになったのではないかと思っているのですが・・・。以前は全く着色を気にした事もありませんでしたし、それを1年ぐらいつかったあと前歯がうすかなって透けてきた感じがあり着色もしやすくなった気がするのですが。歯医者さんに聞いてみたんですがそれはないでしょうと言われたのですがこれはやっぱりありえませんか?!
 長々書いてすいません。わからなかったらその場で聞くようにしているのですがお医者さんは忙しいのか、なかなかちゃんとした質疑応答ができなくて・・・。

投稿時間:01/03/21(Wed) 00:52
投稿者名:黒猫
Eメール:kei@kdent.net
URL :
タイトル:Re: 歯の表面の着色について
>  前歯表面がよく着色し歯医者さんに行くといつもタバコを吸うか聞かれるのですが全くなく、お茶をよく飲むのでそのせいだろうと言う事で、ブラッシングをよくするという事で終わるのですが、エナメル質がはげて象牙質?がでてきてしまっているってことはないのでしょうか?

それは無いと思います。

>  熱心にブラッシングはしてるつもりですが、1ヶ月もたつと着色してしまうので、2ヶ月ぐらい我慢してそのころには歯茎周辺にも少しは歯石が着くので、歯医者に行っていっしょに表面の着色も取って貰うようにしてるのですが頻繁に歯石を取りすぎでしょうか?(歯茎周辺の歯石を取ると血も出るので歯茎が傷ついてるようで頻繁にやるとあまりよくないのではと思ってしまう)

なはなはさんは、歯石が着きやすいようですね。
稀にですけれど2〜3ヶ月に1度は歯石を取らないといけない方はいらっしゃいます。
歯石を取るときには、若干ですが歯肉を傷つけます。ただし、上手にやれば傷つかないと言うものではありません。
多少歯肉を傷つけても、歯石をそのままにするよりは良いと思います。
歯肉の傷はすぐに治りますし、すぐに直る程度にしか傷つきません。

>  この前歯石取ったばかりなのですが、普通歯と歯茎の間の歯石を取るときは先の細い電動の器具で取ると思うのですが、そこでは、薬局にでも売っていそうな銀色の先の細いもので手動でゴリゴリ取っていたのですが、大丈夫なんでしょうか?これなら自分でも取れそうなのですが。若い助手のような女性はこの方が丁寧に取れるのでと言っていはましたが心配です。

歯石を取る道具は電動のもの(超音波でとります)と金属製の刃のついた手用のものがあります。
用途に合わせて使い分けますが、手用のものの方が細かいところがやりやすいことは事実です。

>  で、前歯の表面の着色を取るときはたいがいピンクの磨き粉のようなものをつけ、毛のようなもののついた電動の器具で磨くと思うのですが、そこでは、先の細い電動の器具でこすっていたのですが(前歯の裏側なら理解できる)傷つかないのでしょうか?その後毛のついた電動の器具で磨いていて着色は取れてましたが、終わった後いつもはツルツルするのに若干ザラザラした感じで表面を傷つけられたのではと心配です。超音波なので大丈夫とは言っていたのですが本当ですか?

歯石除去の後の歯面の研磨には、多種多様の道具、材料、方法があります。
どれを使うかは術者の好みにもよりますので、あまり気になさることは無いでしょう。

>  そもそも市販の歯磨き粉は研磨剤が入っているのであまりゴシゴシ磨くとよくないと聞いたのですが、歯医者に行くとかなりゴシゴシ表面を磨かれてなおさら歯の表面が磨り減ってしまう気がするのですが。ピンクの磨き粉には研磨剤は入っていないのですか?

歯科医院で使うものにも研磨材は入っています。
歯面を磨くには研磨剤は必須のものです。ただし、歯科医院で研磨する場合、必要な部分に必要なだけしか使用しませんので
あまり気にする必要はありません。

>  歯医者に行くたびに表面を磨いてもらっているので、そのたびにますます前歯が薄っぺらくなっていくようで心配でしょうがないのですが、大丈夫でしょうか? 

確かに極々少しずつは、歯が薄くはなりますが、2ヶ月に1回のペースで歯石除去、研磨を繰り返したとして
目に見えるほど歯が薄くなるには100年以上かかるでしょう。

>  以前、ある歯医者ですぐ前歯表面が着色する事を言うと、磨き粉のようなもので磨いてもいましたし、何か薬をつけて電気のようなものをピッピッと音が出るまであてていたのですがこれはいったいなんだったのでしょう?今更ながら気になってしょうがないのですが。漂白?でしょうか?
 
漂白は保険外の治療ですので、説明なしではやらないでしょう。
レジンと言う材料で表面をコーティングしたのかなと想像しますが、はっきりとはわかりません。
こればかりはそのときの先生に聞いてみるしかないでしょう。

>  着色について私個人としては、以前アパガード(「芸能人は歯が命」のキャッチフレーズで宣伝してた)を最低1年ぐらい使用し、前歯表面(多少デコボコしていた)を「さいせっか」すると言う事で、熱心に磨いていたのですが、そのせいで着色するようになったのではないかと思っているのですが・・・。以前は全く着色を気にした事もありませんでしたし、それを1年ぐらいつかったあと前歯がうすかなって透けてきた感じがあり着色もしやすくなった気がするのですが。歯医者さんに聞いてみたんですがそれはないでしょうと言われたのですがこれはやっぱりありえませんか?!
 
私もアパガードのせいとは、考えにくいと思います。

>  長々書いてすいません。わからなかったらその場で聞くようにしているのですがお医者さんは忙しいのか、なかなかちゃんとした質疑応答ができなくて・・・。
 
質問が多岐にわたっていましたので一つずつには簡単に回答しました。
ご理解頂けましたでしょうか?

投稿時間:01/03/26(Mon) 14:01
投稿者名:なはなは
Eメール:yellowhi@mail1.dnet.gr.jp
URL :
タイトル:ありがとう御座います。
 1つ1つ丁寧にご回答いただき、本当にどうもありがとう御座いました。
お礼が遅くなってすいません。

 もう1つまだどうしても気になるんですけど、着色を取ってもらった前歯の表面に、縦の線が何本か入っていて着色を取りに行く前はやはり入っていなかったと思うのですが、電動の先の細い器具で表面の着色を取っていたので、この時にひびや傷が入っってしまったということは考えられないでしょうか?
この先の細い器具で歯の表面をこするというのがどうしても心配になるところなのですが。
 以前、爪楊枝でためしに歯の表面の茶色くなっているところをこすってみたら少し取れたので、もし傷つかないのであれば市販の先の細い器具で歯の表面を自分でゴシゴシこすって落としても問題ないですか?これも歯が傷つきませんか?もし傷ついてもまた「さいせっか?」とかしますか?
 ちなみに歯の表面についた傷というかひびというか線みたいなものは元に戻りますか?
 しつこくてすいません。よろしくお願いします。

投稿時間:01/03/26(Mon) 21:21
投稿者名:黒猫
Eメール:kei@kdent.net
URL :
タイトル:Re: ありがとう御座います。
>  1つ1つ丁寧にご回答いただき、本当にどうもありがとう御座いました。
> お礼が遅くなってすいません。

いいえ、どういたしまして

>  もう1つまだどうしても気になるんですけど、着色を取ってもらった前歯の表面に、縦の線が何本か入っていて着色を取りに行く前はやはり入っていなかったと思うのですが、電動の先の細い器具で表面の着色を取っていたので、この時にひびや傷が入っってしまったということは考えられないでしょうか?

歯冠の部分に入った線は「クラック」というものです。
このクラック自体は、歯の機能には全くと言ってよいほど影響しません。
「電動の先の細い器具」というのは、おそらくスケーラーだと思われますが
スケーラーで歯にクラックを入れてしまう、と言うことは殆んど考えられません。
おそらく着色がなくなりクラックが目立つようになったんだと思います。

> この先の細い器具で歯の表面をこするというのがどうしても心配になるところなのですが。

この点は心配されることは、無いと思います。

>  以前、爪楊枝でためしに歯の表面の茶色くなっているところをこすってみたら少し取れたので、もし傷つかないのであれば市販の先の細い器具で歯の表面を自分でゴシゴシこすって落としても問題ないですか?これも歯が傷つきませんか?もし傷ついてもまた「さいせっか?」とかしますか?

どのような器具を使っても、汚れが取れると言うことは「研磨」していることになります。
研磨の「研」の字は「研ぐ=とぐ」です。お米を研ぐことを考えて下さい。
お米の粒と粒をこすり合わせて、表面を一層剥ぎ取るのです。
また、台所のクレンザーを想像して下さい。シンクの掃除にクレンザーを使うと
汚れは良く落ちますが、ものすごく細かい傷が付きます。
これが「研磨」という行為です。
歯磨き粉を使って歯を磨くことも、ワックスで車を磨くのも同じ行為です。
広い意味では「傷つける」ことかもしれませんが、それよりきれいになる効果の
方が大きいので、傷とは思わないでいいと思います。
「さいせっか」は「再石灰化」(さいせっかいか)のことですね?
歯の表面では、脱灰(だっかい)と再石灰化が常に行われています。
脱灰とは、虫歯菌が出す酸によって、歯の表面が溶けることで、再石灰化は
その溶けたところが再び固まるということです。
この再石灰化を促すのが「ハイドロキシアパタイト」と言うものです。
この薬品の入った歯磨き粉が多数発売されていますが、使えば必ず再石灰化が
活発に起こると言うものではありません。
また、その再石灰化も目には見えないレベル、見えたとしても歯の表面の白濁
した部分がなくなる程度のもので、目にみえる虫歯や傷がなおるというほどの
物では有りません。

>  ちなみに歯の表面についた傷というかひびというか線みたいなものは元に戻りますか?
 
クラックは元には戻りません。

>  しつこくてすいません。よろしくお願いします。
 
ご心配はわかりますが、クラックはヒビや傷だとは思わず、個人差による
ご自分の歯の模様くらいに考えて良いと思います。
傷を恐れて、歯磨きや定期的な歯石除去を怠っては、傷どころではない弊害が出てきます。
また、歯の清掃は方法を誤ったり、やりすぎもよくありません。
歯ブラシや歯間ブラシ、デンタルフロス、以外の器具を自己流で使われるのも危険です。
正しい清掃方法を歯科医院で教えてもらって下さい。

投稿時間:01/04/05(Thu) 23:49
投稿者名:なはなは
Eメール:yellowhi@mail1.dnet.gr.jp
URL :
タイトル:Re^2: ありがとう御座います。
たびたび恐れ入ります。毎度遅くてすいません。

再石灰化の機能で、溶けたところが再び固まるとありましたが、それは溶けた部分が再石灰化によって埋まるって事なのでしょうか?
そうだとしたら再石灰化の効果として歯の表面の白濁した部分がなくなるというところがよくわからないのですが・・・。白濁って歯の汚れの事ですか?再石灰化でなくなるって事ですか?固まるんじゃなくて?うぅーーん。わからない。教えてください・・・・。

それとクラックってそもそもどうやったらできるんすか?おせんべい噛んだときとか?歯に圧力かかった時なんでしょうか?

投稿時間:01/04/06(Fri) 21:29
投稿者名:黒猫
Eメール:kei@kdent.net
URL :
タイトル:Re^3: ありがとう御座います。
再石灰化を過大評価しないで下さい。
虫歯などで、歯質が目に見えて欠落しているところが、再び埋まると言うことは
ありません。
白濁と言うのは、歯の表面が目に見えないくらい溶けている状態です。
(白濁全てがそうとは限りませんが)
再石灰化というのは、その目に見えない位のものが、再び埋まっていくものです。
 
クラックは、歯質の弾力性がなくなって来たときに、強い衝撃が加わると
出来てしまいます。
そこは、着色しやすくなりますが、機能的には全く問題ありません。
前にも申し上げましたが、歯の模様くらいに思って下さい。

投稿時間:01/04/09(Mon) 23:50
投稿者名:なはなは
Eメール:yellowhi@mail1.dnet.gr.jp
URL :
タイトル:Re^4: ありがとう御座います。
勉強になりました。
ありがとう御座いました。



- Web Forum -