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投稿時間:01/08/18(Sat) 09:48
投稿者名:黒猫
Eメール:qanda@kdent.net
URL :http://www.kdent.net/qanda/index.htm
タイトル:Re^3: 歯並びの悪い前歯の、虫歯治療について

話が、矯正の分野から一般歯科に変わってきたようなので「矯正専門医」さん
にかわり、お話させて頂きます。

>  お返事ありがとうございます。しかし、昨日治療に行きましたところ、神経
> を抜かれてしまい、まだ絶望的な気分です。
>  診察の時に、前回の治療後からいろいろ考えて、削って、クラウンを被せ
> ることに抵抗があること、周りの(特に前歯の)差し歯の人に、被せた場合に
> は今のようには噛めなくなってしまう事を聞いて、削ってしまったら元には戻
> れないから、この歯で出来る限りやっていきたいので、虫歯の部分は治療し、
> その後矯正をしたいと希望を伝えました。
>  先生は、削るといってもねじれて出っ張っている部分(右側)と、虫歯の
> 部分(左側)だけで、全部がなくなる訳ではないことを、前回作った私の歯形
> の模型?みたいなので説明してくれたのですが、私はやはり嫌なので、治療す
> るとなると、どうするのかを伺いました。その場合は、虫歯の部分を削って、
> 前歯なので、裏側から白い樹脂を詰める事になると聞いて、それならばそのよ
> うにお願いしたいと伝えました。助手の女性も、削るのはいつでも出来るし、
> 気持ちは判るし、一度矯正の先生にも行ってみたら?とも言って下さり、そう
> しようと思っていました。

当初の診断、治療方針に関しては実際にお口の中を見ていないのでなんとも言えませんが、
矯正を視野に入れての治療方針の変更としては良い選択だと思います。

>  そして、治療・・・。かなり痛かったので、麻酔をしました。すると、虫
> 歯は思ったよりも根が深く、神経まで達していたそうです。その削り終わった
> 時点で、鏡で見せてもらった時には神経が見えていて、(知らなかったのです
> が、)こうなると、もう神経を抜かざるを得ないとのこと・・・。でも、神経
> を抜くと、歯は血液が循環しなくなるので、「次第に枯れて」しまうことは、
> ネットで多少知っていたものの、まさか痛くも、欠けてもなくて、見た目でも
> それ程分からないこの前歯が、神経にまで達する虫歯とも考えてはいなかった
> ので、頭が真っ白になってしまいました。でも、神経を抜いてしまったら終わ
> りだと思ったので、神経はどうしても抜かなければいけないのか、先程親切な
> 言葉をかけてくれた助手の方に伺ったところ、図解で、今の自分の歯の状態に
> ついて説明して下さり(虫歯かどうかを調べる試薬?みたいのをかけながら慎
> 重に削っていたこと等も言っていました)、その見えてしまっている神経は、
> 今は麻酔で分からないけれど、抜かないと、痛くてとても耐えられるものでは
> ない事や、抜いてしまうことで、その治療をした部分が黒ずんできたりするこ
> とがあること等を伺いました。とても悩み、渋りましたが結局、抜かれてしま
> いました・・・。

「悩み、渋って(神経を)抜かれた」という事は、貴殿は神経を抜かなかった
方が良かったんでしょうか?
先生や助手さん(衛生士さん?)がおっしゃる通り、そのまま神経を取らないと
激痛がでる可能性が非常に高いのです。
1週間後(?)の次回通院日まで、その歯の痛みを実感すれば神経を取ることに
納得されたんでしょうか?

歯の表面(エナメル質)よりも歯の内部(象牙質)の方が、虫歯の進行は早い
ものです。ゆえに見える部分では小さな虫歯が、中では大きな虫歯になっている事は
良くある事です。
貴殿の場合と同じように、虫歯の治療で歯(虫歯の部分)を削っていって神経の
所まで行ってしまい、神経を取るという事も良くあることです。

治療行為の中で神経をとるはめになった訳ではありません。
虫歯がそこまで進行していたのです。
貴殿の歯が、必然的に神経を取らざるをえない状態だったのです。
今まで痛みが無かったから、虫歯では無かったわけではありません。

貴殿以外でも、「神経を抜かれた」「歯を抜かれた」とよく表現されますが、
悲しくなります。(T.T)
歯科医は患者さんが「痛くない」「良く噛める」状況を目指して、治療を行っています。
患者さんの為の治療なのに患者さんが「被害者」意識をもたれるのはいかがでしょう?
「神経を取ってもらった」のではないのですか?

>  次回と、その次位は、その抜いた神経の後の治療などをするようですが、
> もう、絶望的な気分です。今は、痛みも何もないのですが、こんなことならば
> 何もしなければ良かったと、悲しく思っています。今の歯医者さんに不満はな
> く、信頼していたのですが、今日の治療前にはレントゲンを撮らなかった(撮
> ったのは、初診の3月末頃)こと等もあって、少し、不安に思い始めてしまい
> ました。今後のこの前歯が、とても心配です。

歯は立体的なものですが、レントゲンは平面的にしか写りません。
レントゲンで全てが解る訳ではありません。
虫歯の進行状況などが、正確に解るものでもありません。

虫歯がそこにあることはレントゲンで解ることが多いのですが、虫歯の深さ、
大きさは実際に削ってみないと解らない事が多いのです。
3ヶ月前に撮影されていれば、歯の形や根の長さ、諸々の事は既にわかっていますので、
必ずしもレントゲンが必要ではありません。
実際に削っていけば、レントゲンよりも正確に虫歯の深さ、大きさがわかるの
ですから・・・・

「何もしなければ良かった・・」んですか?
歯科医が治療しなくても、そこには「虫歯」が有ったんですよ。
歯科医が虫歯を発見しなければ、「虫歯が無い」訳では無いんですよ。

治療の内容を貴殿に納得させられなかったのは、貴殿の主治医の責任かも知れませんが、
もう少し冷静に考えて下さい。
不安の持って行き場が見つからないのでしょうが、その「虫歯」は、貴殿が
作った物で、歯科医が作ったのではありませんから・・・

>  不安があるまま、治療を続けるのも不信感を募らせるばかりだと思います
> ので、まず矯正の出来る先生に見て頂いて、今後は納得の上で治療をして頂く
> ようにしたいと切に思っています。そして、もう虫歯にならないよう、自分で
> 予防に努め、定期検診に行こうと心から思っています。

もう少し違った動機で、「予防・定期検診」に意識を持って頂ければ、主治医の
先生も嬉しいと思います。


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- 歯並びの悪い前歯の、虫歯治療に... - eriko 01/08/16(Thu) 05:44 No.576

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