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投稿時間:03/12/22(Mon) 11:15
投稿者名:黒猫
Eメール:qanda@kdent.net
URL :
タイトル:Re: 一番奥の抜歯後の1本入れ歯

こんにちは、黒猫と申します。

> <症状>
>  7番下左(下の一番奥の歯です。)を抜く事になり、その後の補填措置が必要となりました。
>  補填の目的は7番下左と噛み合わせをなしている7番左上の歯が下に
> 落ちて来ないようにするためです。
> <1本入れ歯の可否>
>  この場合、7番下左の欠損箇所に1本だけ入れ歯を作るのは困難でしょうか。

いいえ。
両隣に歯がある場合に比べると難しい症例となりますが、特別に困難であると言う
事はありません。

>  というのは、一番奥の場合、片方にしか入れ歯の留め金を引っかける部分がないため、入れ歯を入れるのは無理、あるいは難しいと言う話を聞いた事があるのです。

両隣に歯がある場合の義歯に比べて、やや不安定にはなります。

> <入れ歯にする場合、歯全体に渡る装着具が必要?>
>  又、1説によると片方の歯(6番下左)だけでは、入れ歯を支えきれ
> ないため、下の歯全体に渡る装着具が必要になり、装着具をつけるため、下の歯を削らなければならなくなるとの事です。
>  これは本当でしょうか。 

6番だけに装着具(保持装置といいます)を掛けると余りにも不安定な為、
最低でももう1本には掛けたほうが良いですね。
その場合、1本手前の5番に掛ける場合も有りますし、反対側の歯に掛ける
場合も有ります。
近くの歯に掛けたほうが、違和感は少なくなりますが、安定はやや悪くなります。
逆に、反対側の歯に掛けたほうが義歯の安定は良くなりますが、義歯の構造物が
前歯の裏側を通りますので、違和感が大きくなります。
又、あまり小さくすると、誤って飲み込んでしまう危険性もあります。

装着具が入るスペースが無ければ、スペースを作る為に歯を削る場合も
ありますが、その削る量は僅かです。

7番1本の欠損であれば、取り外し式の義歯の他に、固定式のものも可能ですし、
取り外しの義歯の装着具にも多種多様のものがあります。
それぞれの方法に、症例への適応、不適応、メリット、デメリット、
健康保険の適応、適応外がありますので、主治医と相談なさって下さい。


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- 一番奥の抜歯後の1本入れ歯 - ツトム 03/12/22(Mon) 07:33 No.1347

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