初めて書き込みします。
今親不知が生えてきているのですが（下の歯２本）近所の歯医者さんに見てもらった結果、神経に近く横向きに生えてきているので、うちでは出来ないと言われ、近所の日大歯学部へ行きなさいと言われました。（紹介状あり）
そこで質問なんですが、町の歯医者さんと大学病院では何が違うのですか？腕や設備の違いだけなのでしょうか？親不知を抜いた後の痛みはどちらも同じなの？
それと、親不知程度だと大学病院では、見習いみたいな先生がやると聞いた事もあるのですがどうなんでしょうか？
不安でいっぱいなので、よろしくお願いします。

こんにちわ。
質問にお答えします。

大学病院と一般開業医との大きな違いは設備面だけです。
親知らずを抜く際に下あごの中を通っている太い血管や神経を
傷つけてしまう事があります。
これは親知らずの根っこがそれを挟んでいたりした場合に起こります。
レントゲンで確認して、そのような恐れがある場合私も大学病院に
紹介状を書いていってもらっています。
もし傷つけてしまった場合の処置が迅速且つ的確に行える
設備が整っているからです。

勿論大学病院の先生はそのような症例の紹介患者をたくさん診ているので
経験豊富であり、腕も一流だと思います。

抜歯後の痛みは何処でやっても殆ど変わらないでしょう。
それは、誰が何処で処置したとかではなく、
症例によってその痛みの程度は違ってきます。
ただ痛み止めを飲んでいればその問題も解決できます。
腫れの問題も同じですね。

あと、大学病院は研究機関でもあり教育機関でもあります。
研修医でも国家試験を通った歯科医師には違いありません。
経験を積むために好意の先生に付いて処置をする事もあります。
そのような場合はかなりのベテランの先生の指導のもとで行うので、
問題は無いと思います。

ただ不安な気持ちはわかりますので、
担当の先生を信頼できないようであれば、
他の先生をお願いすることも出来ます。

最後に親知らずの抜歯は外来処置の中では
難抜歯といわれるものに分類されているくらいで、
かなり難しいものです。
あまりにも難しい場合は入院して全身麻酔でする事もあるぐらいです。
そのような処置を行う先生はたとえ研修医でも
それなりの腕がないと講師の先生も処置をさせないと思います。

参考になりましたでしょうか？

とても詳しい説明ありがとうございます。しかし、安心もしましたが、恐怖感もまた増えました。
全身麻酔ですか・・・
近所の歯医者さんは、レントゲンを見た時に歯の下の顎に通っている神経にかかっているのではと、言っていました。それに生え方も変に生えているので、「難しい」と。
　答えて頂いたついでにもう一つ質問ですが、今現在、親不知は全然痛くありません。ただ生え方が横に生えてきていて通常の奥歯を押している状態でなおかつ奥歯と親不知の間に隙間があり、すぐ食べ物が詰まってしまいます。
この場合痛くなくても抜いてしまった方がいいのでしょうか？

申し訳ないです。
恐怖感を与えてしまったようで…。
全身麻酔をする事は滅多に無いのですが、
一応可能性ゼロではないので書いただけですので、
あまり心配しないで下さい。

また処置をする際には痛みを伴わないように麻酔をしてから
効果が出るまで充分時間を置いてから処置しますので、
処置中の痛みに関してもご心配なさらなくても結構かと思います。

追加質問の答えです。
奥歯と親知らずの間の隙間は百害あって一利なしです。
そこに物が挟まりやすいのですよね。
いくら綺麗に取ったつもりでも細菌レベルで汚れが残ります。
その細菌が増殖していった時に体調が悪かったりしたら
いっきに腫れて膿が出てきます。
このような状態になるとかなり痛みを伴います。
痛くなってしまったら、すぐには抜けませんので、
腫れを治めてから改めて処置をすることになります。
また何回もこのようなことを繰り返していると、
歯を支えている骨が溶けてきます。
骨が溶けてしまったら、手前の歯まで悪くしてしまいます。

放置していて痛くなってしまう前に処置を受ける事をお勧めします。

色々詳しいコメントありがとうございます。
時間を作り早めに治療に行こうと思います。
ありがとうございました。