たびたびのご質問ですいません。

以前レーザー治療についての記事を読売新聞で読みました。その中に
「削る量が最小減で済み、また焼き固める作用もあるので、通常神経を取らざるをえない歯でも残す事が可能になってきた」
というような事が書いてありました。

この記事はある程度は本当なのでしょうか？

実は以前奥歯を処置した時に「次に削る事があったら神経を取らなくちゃいけないかも」と言われたので（しかも四本）この記事を読んだ時には
「次に歯科に行く時にはレーザー装置の有るところを探そう」と思ったのですが・・・。

実際のところ現在のレーザーの実力というのはどの程度のものなのでしょうか？また、将来大進歩する見込みなどはありますか？

こんにちは
まず始めにレーザー治療は使用するレーザーの種類により
出来る事と出来ない事があります。
また、神経を取るか取らないかの判断は歯科医師がするものであり
どのような器具を使うかで変わるものではありません。

つまりレーザーを使用したから神経を残せるといったものではないという事です。
確かにレーザーの実力としては手用器具に比べて虫歯を削る量が少ないので
神経ぎりぎりの微妙なところでは有効な場合もあります。
しかし、ぎりぎり神経が出なったとしても後で痛む、しみる等の症状が
まったく無いわけでなく、ぎりぎり残した結果
痛みが出て神経を取る事になる場合もあります。

レーザーを使えば神経を取らなくて済むといった考えは危険です。
マスコミは話題性に左右されますのでかなり誇張表現になっている場合が多いですので
実際の診断は担当の歯科医師に従ってください。

また保険ではレーザーの使用が認められていないので
一般治療という事になります。

これからの可能性は色々あると思いますが
虫歯という疾患の特性上、歯を再生する技術が出来ない限り
虫歯は削ると思っていたほうがいいです。

削った結果神経が出てしまえば神経を取るのはいたしかたない場合が多いです。
また歯科医師は神経を取らなくていいものであれば神経を取る事はしません。

ご解答ありがとうございました。

う〜ん、やはり新聞に書いてあった事はある程度誇張されているんですねぇ〜。
　やはり、虫歯を拡大しないように定期検診や歯磨き等をがんばります。