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一 括 講 読

投稿時間:02/09/24(Tue) 18:14
投稿者名:ツトム
Eメール:hattori.takatoshi@lab.ntt.co.jp
URL :
タイトル:根幹治療について
 現在、歯の治療で悩んでいます。かなり混み入った問題です。色々な方に
 「自分だったらこうする」というアドバイスを戴けるとありがたいです。
 順を追って説明します。
1.左下奥歯の治療
  左下奥に先の方がなくなり、根っこだけになっている歯があります。こ の歯がコアの下から悪くなったので、コアを外して根幹治療をしました。
  その後、コアをかぶました。
 (かぶせる前に一応、他の病院で根幹治療が終わっているかを確認しまし  た。)
2.1の治療後の確認
(1)現在、虫歯が多くて悩んでいるので、京橋にあるX歯科を訪ねまし  た。そして、歯の1本1本レントゲンを撮りました。
  ところが、その先生は「1の治療箇所で根幹の充填が充分に行われて
 おらず、再発の可能性がある。もう一度、コアを取って根幹治療をやり直 した方が良い」と言われました。
(2)ところが、X歯科は健康保険医ではないので、X歯科にお願いすると
  コアを外す分も含めて約50万の費用がかかるそうです。
3.いずれの道を選択すべきか
  私は現在、次のどれかのいずれを選択しようか迷っています。
  次のどれを選択したらよいか(というより自分だったらどうするか)
  アドバイスして戴けると助かります。
ー選択肢1.X歯科にお願いして根幹治療をしてもらう。ーーー
  <理由>
   ・歯の1本ずつレントゲンを撮り、1本1本神経の状態を調べる等、    検査の仕方がとても丁寧だった。しかもその先生は根幹治療を売り    物にしており、「根幹治療が不完全」「不完全なままかぶせると後    で問題が起こる」は信憑性がある。
    (何冊か一般向けの本を書いていてその中で不完全な根幹治療の弊     害を警告している。)
   ・他に根幹治療を確実にやってくれそうな先生が見つからない。
    (完全確実にやってもらわないと困る。)
  <選択肢1の欠点>
   ・50万は高すぎる。ふっかけられている可能性もある。
   ・治療中の歯は神経もない上、骨も薄くなっていてかなり弱ってい     る。そのため、完全に治療しても他の原因でだめになる可能性が 
    ある。50万が結局無駄になるのではないか。
ーー選択肢2.このままかぶせてしまう。ーーーーー
  <理由>
    上述「選択肢1の欠点」で書いた通り。
  <選択肢2の欠点>
    根の治療が不完全なのは信憑性が高い。そのため、このままかぶせ   るのは不安だ。
ーー選択肢3.他に根幹治療をきちんとやってくれそうな医師を捜すーーー
  <選択肢3の欠点>
    歯の診断・根幹治療をきちんと確実にやってくれる先生をどうやっ   て捜したらよいか分からない。
   
4.コアのままかぶせないでおくことについて
  私は上記の迷いが解決するまで3ケ月位のまま、左下の奥歯はコアのま  まにして冠をかぶせないで置こうと考えています。
  この処置には問題があるでしょうか。
  (例えば、かみ合わせが悪くなり、3ケ月の間に上の歯が下がってくる   とか。
    あるいは冠がかぶせられなくなるとか。)
5.根幹治療をきちんと確実にやってくれるところについて
   現在の奥歯の状況をきちんと判断し、根幹治療を確実にやってくれる  ところはどこでしょうか。大学病院に行けばよいでしょうか。

 
  









 

投稿時間:02/09/26(Thu) 16:01
投稿者名:Dr.Stinger
Eメール:sata@kdent.net
URL :
タイトル:Re: 根幹治療について
こんにちは
投稿の内容から考えてかなり色々悩まれているようですね

貴殿に必要なのは信頼できる歯科医院を見つけることだと思います
今回は根管治療について色々かかれていますが、
根管治療はかなり細かい治療であり、厳密な意味での完全という事は
なかなか難しいです
また絶対確実ということは生体を対象にしている以上ありません

近代歯科医療が始って以来の数々の研究を元にこのくらいで
予後良好という状態にしていくのが根管治療です
これは歯科治療に限らずどの外科処置にも言える事です

どんな状況下でもその歯を二度と触らないようにするには抜くしかありません
全ての処置をこのようにして行くわけにもいきませんから
出来るだけいい状態で保存しようと根管治療を行うと考えてください

貴殿の書き込みに他の原因で歯を駄目にする可能性について触れていますが
そのような点でも、かかりつけの先生として十分ケアしてくれる歯科医院を
見つけることが肝要だと思います

投稿時間:02/10/01(Tue) 12:40
投稿者名:ツトム
Eメール:hattori.takatoshi@lab.ntt.co.jp
URL :
タイトル:回答へのお礼
丁寧なご回答ありがとうございました。あれから方針を決めまして悩みは
吹っ切れました。
(お礼が遅れて申し訳ありません。しばらく、インタネットにアクセス出来な い状態にありました。)



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