現在、左下７番目の歯（上部は虫歯のためなくなり、根っこだけがある。）
のかぶせ治療をしています。
　現在、根幹治療を終え、コアを入れようとしています。この点について
次の点で悩んでいます。
Ｑ１．根幹治療の確認について
　先生は根幹治療が終わった後、確認もせずにコアを入れるため、歯を削り始めました。
　私が「根幹治療後の確認をしたい」と言ったところ、形だけ部分レント
ゲンを取り、「はい、これが治療後の写真」とだけ言い、特に説明をしません。
　説明を求めたところ、「よくわからない」と言います。
　これは適切な処置なのでしょうか。
　（私は根幹治療が終わった後は正しく行われたのか、全体のレントゲンを
　取って確認するのだと思っていました。）

Ｑ２．かぶせ治療の中断・継続
　私は上記の態度から先生の技術に不安を抱き、他の先生にコアを入れて
もらおうかと考えています。
　これは可能でしょうか。
（コアを入れるための穴まであけてあるので、他の先生が作業を引き継ぐ事　が困難という事はないでしょうか。）

Ｑ３．時間をおいてからコアを入れる事の可否
　コアを入れるのはとても難しそうなので、１月位、じっくり歯医者さんを　選定した上でコア入れを再開しようと考えています。
　これは可能でしょうか。穴をあけてから時間が経つとコア入れが難しく成　るという事はないでしょうか。
　

> 現在、左下７番目の歯（上部は虫歯のためなくなり、根っこだけがある。）
> のかぶせ治療をしています。
> 　現在、根幹治療を終え、コアを入れようとしています。この点について
> 次の点で悩んでいます。
> Ｑ１．根幹治療の確認について
> 　先生は根幹治療が終わった後、確認もせずにコアを入れるため、歯を削り始めました。
> 　私が「根幹治療後の確認をしたい」と言ったところ、形だけ部分レント
> ゲンを取り、「はい、これが治療後の写真」とだけ言い、特に説明をしません。
> 　説明を求めたところ、「よくわからない」と言います。
> 　これは適切な処置なのでしょうか。
> 　（私は根幹治療が終わった後は正しく行われたのか、全体のレントゲンを
> 　取って確認するのだと思っていました。）

Ａ１　　根の治療が終った時（根管を埋めた時）に全体のレントゲンを
　　　撮影する事は有りません。（健康保険でも認められていません）
　　　　根管を埋めた時に小さなレントゲンを撮影する事は良くあります
　　　が、根の先までしっかりと埋められたかを確認するのが目的で
　　　それ以上の事はわかりません。
　　　　おそらく、主治医の先生はこの事を言ったものだと思います。

　　　　逆に、根管を埋めた後にレントゲンを撮影されない先生もいらっしゃいます。
　　　　特段、珍しい事では有りません。

> Ｑ２．かぶせ治療の中断・継続
> 　私は上記の態度から先生の技術に不安を抱き、他の先生にコアを入れて
> もらおうかと考えています。
> 　これは可能でしょうか。
> （コアを入れるための穴まであけてあるので、他の先生が作業を引き継ぐ事　が困難という事はないでしょうか。）

Ａ２　　主治医の先生の説明する態度などが気に入らない、事は理解出来ますが、
　　　「技術に不安」を感じる事に結びつく理由が、文面からは理解できません。
　　　　
　　　　転院された場合、続きから治療を受ける事は可能ですが、コアを
　　　入れる為に歯を削る事を、もう一度行うかと思います。
　　　その後、型を採ります。

> Ｑ３．時間をおいてからコアを入れる事の可否
> 　コアを入れるのはとても難しそうなので、１月位、じっくり歯医者さんを　選定した上でコア入れを再開しようと考えています。
> 　これは可能でしょうか。穴をあけてから時間が経つとコア入れが難しく成　るという事はないでしょうか。
> 　

Ａ３　　コアを入れる事が難しくなると言う事は有りませんが、コアを入れて
　　　いない間は、その歯自体非常に脆い状態です。
　　　破折の可能性が有りますので、できるだけ早くに治療を再開した方が
　　　宜しいかと思います。

　歯科に限らず、医療行為には患者さんと医師との間の信頼関係が不可欠です。
何がしかの理由で信頼関係が崩壊しているのでしたら、転院も良いと思いますが、
その事は歯科医院に連絡をお願い致します。予約の日がこれをお読みになった時
以降でしたら、その予約のキャンセルもして下さい。
　貴殿の治療を行う為に、歯科医、スタッフが時間を空けてお待ちしているのですから・・・

　

　黒猫さんへ。とても素早く丁寧なご回答、どうもありがとうございます。
　今後の方針を決める上でとても役に立ちました。
　　黒猫さんの回答につき、補足させていただきたい事があります。

＜１＞現在、かかりつけの先生に技術的不安を抱いた理由
　　現在の先生のところには３月に１度、定期検診を受けに行っており、７月　にも行きました。
　　その時は特に何ともないと言われたのですが、念のため、他の医院で診察　を受けたところ、Ｃ２，Ｃ３レベルの大きな虫歯がいくつも見つかりまし　　た。
　　この事を先生に質問したところ、「虫歯はＣ２，Ｃ３レベルでも進行を止　める事があるから削らない方がいい。早い段階で処置しても完治するわけ　　ではなく、いずれは大きな虫歯に移行する可能性がある。
　　それなら、痛み出して処置した方がよい。」
　と言われました。
　　私はこの方針に疑問を感ずる（痛み出してから処置したのでは手遅れでは　と思うので）と共に、ひょっとして見落としたのでは、という疑念が生じた　のです。
　　又、仮に政策的判断でやり過ごしたにせよ、虫歯がＣ３に移行するまで放　置しておくのは不適切ではないか、この先生は少し、おおざっぱではない　　か、と考えたのです。
　　上記の事情から少し不安を抱いたのですが、根拠のない事でしょうか。
　




　　

　
　　　　
　　
　
　　　　　

> 　黒猫さんへ。とても素早く丁寧なご回答、どうもありがとうございます。
> 　今後の方針を決める上でとても役に立ちました。
> 　　黒猫さんの回答につき、補足させていただきたい事があります。
>
> ＜１＞現在、かかりつけの先生に技術的不安を抱いた理由
> 　　現在の先生のところには３月に１度、定期検診を受けに行っており、７月　にも行きました。
> 　　その時は特に何ともないと言われたのですが、念のため、他の医院で診察　を受けたところ、Ｃ２，Ｃ３レベルの大きな虫歯がいくつも見つかりまし　　た。
> 　　この事を先生に質問したところ、「虫歯はＣ２，Ｃ３レベルでも進行を止　める事があるから削らない方がいい。早い段階で処置しても完治するわけ　　ではなく、いずれは大きな虫歯に移行する可能性がある。
> 　　それなら、痛み出して処置した方がよい。」
> 　と言われました。
> 　　私はこの方針に疑問を感ずる（痛み出してから処置したのでは手遅れでは　と思うので）と共に、ひょっとして見落としたのでは、という疑念が生じた　のです。
> 　　又、仮に政策的判断でやり過ごしたにせよ、虫歯がＣ３に移行するまで放　置しておくのは不適切ではないか、この先生は少し、おおざっぱではない　　か、と考えたのです。
> 　　上記の事情から少し不安を抱いたのですが、根拠のない事でしょうか。

そのような理由なら転院を考えられるのが良くわかります。

Ｃ２、Ｃ３ですが、Ｃ３というのは、虫歯が歯の神経（歯髄）へ到達している
ものを言います。
通常、Ｃ３に移行する前、Ｃ２の段階で疼痛を感じます。
如何でしたか？
また、歯科医がＣ３の虫歯を見落とす事は、私には考えられません。

あくまでも推測ですが、お二人目の先生が多少オーバーに仰っているのでは
と思ってしまいます。

前回も書きましたが治療で一番重要なことは、患者さんと医師との信頼関係
に他なりません。
貴殿が信頼できる歯科医に巡り合える事を願っています。